用語解説

素材

カシミヤ

cashmere

カシミヤの原料はウシ科ヤギ属のカシミヤ山羊の産毛(うぶげ)です。
現在は、中国が主要生産国であり、その他にモンゴル、インド北部、イラン、
ヒマラヤ高地一帯周辺の厳しい自然環境の中で放牧に近い形で飼育されています。
カシミヤ山羊は寒気や乾燥に強い耐久力を持ち、その寒暖の差から生じる自然の作用で、羊毛と比べると、細く艶やかな毛質が形成されます。

繊維の特徴
平均的な繊度は、15~19ミクロン
繊維長は長いもので38ミリメートル(整毛時)
スケールの間隔が広く、一片のスケールが比較的大きい。
繊維は細くて均一であり、美しい光沢があります。
柔らかでヌメリがあり、肌に優しい特有の手触り感があります。
保温性や吸湿性に富み、汗を吸収し発散する作用に優れています。

>>一般財団法人 ケケン試験認証センターのホームページより引用させていただきました。

アンゴラ

angora

アンゴラ兎毛は、シルキーな光沢を持ち、軽く、暖かく吸湿性が良く、その上、ソフト感のある純白な紡績原料です。
アンゴラ兎の毛は細い毛と太い刺毛とから構成されており、細い毛は手触りが非常に柔らかく、毛の中心が空洞になっているため、軽く保温性に優れています。
そのため、ぬめり感のあるソフトな風合いが得られますが、その反面フェルト化しやすいという特徴も合わせ持っています。
染色したときの色相が鮮明で美しいという特徴もあります。

繊維の特徴
平均的な繊度は、14.5ミクロン
規則正しい特異な中空の髄が見られます。
繊維は比較的均一で極めて細い。
柔らかい感触があり、平滑性に富んでいます。
中空な髄の構造と比重が小さいため軽量性と保温性に富んでいます。
吸湿性が良いため汗を吸収し発散する作用に優れています。

>>一般財団法人 ケケン試験認証センターのホームページより引用させていただきました。

アルパカ

suri-alpaca

アルパカの97パーセントがファカヤ種で、残り3パーセントがスーリー種です。
年間生産量は、約5500トンでスーリー種は約16トン。
そのうち、ホワイトになると、数10トンしかとれません。
両種とも海抜1500~5000メーターの南米アンデス山脈高地に生息している、ラクダ科リャマ属の動物です。

* ファカヤ種の原毛による種類
ベビーアルパカ    繊度  21~23ミクロン(約100トン)
ファインアルパカ       26~27ミクロン
コースアルパカ        28ミクロン以上

* スーリー種の原毛による種類
ベビースーリー    繊度  21~22ミクロン(約2~3トン)
スーリー           26~27ミクロン

ファカヤ種とスーリー種の違い
スーリー種の方が光沢感、ヌメリ感、ハリコシなど、全ての面で優れており、ファカヤ種よりいっそう高級で希少価値のある原料です。
このスーリーアルパカの特性を最大限に活かした起毛商品を提案します。

モヘヤ

mohair

ウシ科ヤギ属のアンゴラ山羊から採れる長くて光沢のある毛です。
羊毛のようなクリンプがなく、縮絨性、巻縮性は殆どありません。
起毛してもフェルトしたり、毛が寝てしまう事がなく、繊維間に空気をはらみ、軽く保温性に優れています。
表面スケールは平滑で他の天然繊維にはない光沢があります。
ハリ、コシが強く、夏涼しく、冬暖かい。
難燃性の為、室内装飾に適し、欧米では、高級家具や椅子張り、モケットなどに使用されています。
トルコ、テキサス、南アフリカが、3大生産地で、近年は、南アフリカが全生産量の60%を占めています。

繊維の特徴
繊度
キッドモヘヤ   23~28ミクロン
アダルトモヘヤ  35ミクロン以上
繊維長  100~300ミリ
シルクのような光沢を持ち、硬くて強力がある。
曲げに対する柔軟性がない為、シワになりやすく、摩擦に弱い。

タスマニアラム

tasumania
タスマニア州は世界で最もクリーンな自然環境を有する島と言われています。
タスマニアの農産物は、クリーン、グリーン&クオリティとして知られ、環境に及ぼす影響が最低限である事を保障する多くの仕組みが機能しています。
病害虫が少ないので、農薬の使用も少なく、また、州政府が食品への遺伝子操作も禁止しています。
温和な気候、肥沃な土壌、隔離された清浄な環境。
この様な環境下で飼育されたウールは白度に優れ、柔らかさに富んでいます。
従来はタスマニア産のラムだけを区別して、市場に出る事は無かったのですが、この程、牧民、バイヤー等の協力を得て、タスマニアファーストラムを入手するルートを築くことができました。
タスマニア州政府認定の希少で、最高級なタスマニアファーストラムを提案いたします。

シルク

silk
シルクは、蚕の繭から採れる動物性の天然繊維です。
その蚕には、人の手によって家の中で飼育される家蚕(かさん)と、山や野原で自然に生育している野蚕(やさん)または柞蚕(さくさん)の2種類があります。
また、繭から直接採りだしたフィラメント(長繊維)の生糸と、生糸を採りだした後の繭や製糸工程で発生する副産物から紡績されたスパンシルク(短繊維)の絹紡糸があります。
さらに、絹紡糸を作る際に生じる落綿を再度紡績した特絹糸、絹紡紬糸もあります。
絹紡糸の製品は、真珠のような気品ある光沢と、鮮やかな発色で、美しいドレープ性を持っています。
また、絹紡紬糸の製品は、絹紡糸のような光沢はありませんが、ナチュラルで、素朴な表情を持っています。
どちらも、保温性、保湿性、放湿性などの優れた機能性を持っています。
また、シルクを構成しているフィブロインとセリシンは高純度のタンパク質で、その成分のアミノ酸は、人間の皮膚の成分に近いものとして、健康関連の素材としても注目されているようです。

リネン

linen

「麻」とは、一般に木や草に含まれている繊維(靭皮繊維)を総称する言葉ですが、家庭用品品質表示法で、「麻」と表示することができるのは、リネン(亜麻)とラミー(苧麻)だけです。
リネンは、寒い国に生育する一年生の草(フラックス)から採れる繊維です。
この草を抜き取り、しばらくそのまま畑に置いて表皮を発酵させた後、残ったリネンの茎を乾燥させ、それをくしけずり細くそろえて、上質な繊維だけを選りすぐって糸にします。

リネンの特徴
一般物性
天然繊維のなかで、最も強い繊維であり、ぬれるとさらに強度が増します。
吸水性、乾燥性に優れています。
熱伝導率が大きく熱を逃がしやすい特徴があります。
接触冷感の値も大きく触れた時に、ひんやりとした清涼感があります。
繊維には、クリンプやヨジレがなくストレートで、毛羽も少ない。

帝国繊維株式会社のホームページより引用させていただきました。

加工

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素材

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